特集第1回
沖縄のコンビニ


まず、沖縄にはセブンイレブンがありません。
日本のコンビニの売上の1/3を牛耳っているセブンイレブンが沖縄には進出していません。その代わりに、セブンイレブンの役割を果たしているコンビニ チェーン店が「沖縄ファミリーマート」です。

沖縄のコンビニチェーンは、ほぼ100%の店舗が「沖縄ファミリーマート」「ローソン」「ホットスパー」の3社です。沖縄に最初に進出したコンビニは茨城 県のコンビニチェーンの「ホットスパー」でした。その1年後には「沖縄ファミリーマート」が出店し、それから10年程経った1997年に「ローソン」が出 店し、今の状況に至っています。


「沖縄ファミリーマート」は、リウボウグループのコンビニで、現在県内に約180店を出店し県内で最大手です。県内企業ランキングでも10位にランクイン するまでになりました。
県内の至る所で店を見かけます。本島最北端の店舗もファミリーマートだったります。しかし、離島の方へ行くとあまり店舗は見かけなくなります。離島で店を 出店しているのは伊江島と宮古島ぐらいです。
電子マネーは本土ではほぼ「Suica」を使っていますが、沖縄ファミリーマートでは「Edy」を使っています。これは、リウボウグループが「Edy」を 使用しているからです。

ローソンは他チェーンよりかなり遅れて沖縄に出店しました。まだ、沖縄に出店してから10年たっていません。現在の店舗数は約120店です。(2005年 9月末現在の情報、「コンビニウォーカー」参照)
ローソンはもとはダイエー系列のコンビニで、現在は三菱商事に売却されていますが、そのなごりかダイエー系列のネーブルカデナの入口にはローソンがたって います。ダイエーがドミナントではなく、全国に出店する形をとったように、ローソンもセブンイレブンなど他チェーンと比べて非効率な全国出店という形をと りました。沖縄はその47都道府県最後の出店地でした。それ以降全国出店したコンビニはファミリーマートで、2006年7月7日に北海道に進出し全国展開 を果たしました。

ホットスパーは、県内では最初にコンビニを仕掛けてきたチェーン店です。
沖縄では、ホットスパ−本部の展開する店舗と、九州を地盤とするエブリワンの展開する2系統の店があります。エブリワンの店舗では、店の看板に"e"のよ うなマークがつけられています。泡瀬のマンガ倉庫の近くなどにもあり、最近良く見るようになってきています。
ホットスパーの店舗は本島ではファミリーマートや、ローソンほど多くは見かけません。何故か隠れて目立たないようなイメージがあります。しかし、離島では ホットスパーはダントツで店舗が多いです。久米島や石垣島など1社が独占している島もありホットスパーが沖縄でやっていけているのは離島のおかげなのかも 知れません。


沖縄ファミリーマートのホームページはこちらです。

ローソンのホームページはこちらです。

ホットスパーのホームページはこちらです。

ファミリーマートの ホームページはこちらです。

エブリワンのホームページはこちらで す。


作成日 2006/08/03